【台湾生活81日目】台南小旅行1日目

こんにちは。

後追いになりますが(今は5/30)、5月頭に台南へ1泊2日で行ってきたので、ブログにまとめました。今記事は1日目です。長々ダラダラ書いてます。

台湾元は大体4倍してもらえたら、日本円になります。

 

まず行こうと決めたのが前日(もう当日)の深夜2時ぐらいだったので、特に下調べもせずに宿だけ予約して就寝。一瞬起きたものの気を失うように二度寝をし、台南へ出発したのは12時50分。

高速バスで朝馬発でした。いくつかバス会社がありますが、國光客運はタッチパネルでチケットを購入できます。日本語変更も可能です。悠遊卡(台湾の交通系ICカード)が使えたので、今回はそれで支払いました。片道230元。

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2時間半程度かかるとのことだったので、寝つつ外見つつ寝つつ過ごしてたら、15時ごろ到着。2時間ちょっとで着きました。あまり混んでない時間帯だったらしい。

到着は台南轉運站。鉄道駅とは少し違う場所にあります。

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宿が鉄道駅近だったので、徒歩で駅の方向へ向かいます。どうやら観光スポットも駅付近にまとまっているらしい。

ここで悲劇。向かっている途中、タクシーのおじさんが私に気づかず後部座席のドアを思いっきり開けたためドアが腰骨に思いっきり当たる。もう、むっちゃくちゃ痛かった。痛がる私におじさんがヘラヘラ「パイセーパイセー」と言ってきたときは、思わず(おい!!そこは*1對不起(ごめんなさい)だろ!!!)と内心ブチ切れたりしましたが、中国語も度胸も無いので何も言えず…もう美味しいものでも食べて気を紛らわそう…と心に決めました。

 

そんなこんなで歩いてたらこんなオブジェがありました。金網で出来ていて、下をくぐったときは足もとが鳥のフンだらけでした。鳥の巣窟らしいです。ちょっと面白くて元気が出ました。

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台南の街を歩いていたら、よく見る看板が「牛肉湯」(牛肉スープのこと)でした。牛肉麵は何度か食べたことがありますが、 湯はありません。ちょっと食べてみたいなあと思っていたら、近くにちょうどお店が。入口に老闆(店長さん)がひたすらにお肉を切っていました。

恐る恐る近づくと、顔だけで店内を指してくれたのでそのまま入店。空いたテーブルに通されて、注文シートに座ったテーブルの番号と注文の数を書き込みます。このあとも色々食べたかったので、とりあえず牛肉湯のみ。

千切りのショウガや調味料等は端のテーブルにまとまっていて、好きなものを好き勝手に取る形です。スプーンやらショウガやらを準備して待っていると、牛肉湯が運ばれてきました。

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「思ってたより赤い…………」
一瞬大丈夫か?と不安が頭をかすめましたが、牛肉だから大丈夫か!今まで何億万人(表現が小学生)食べてきてるはず!と思い直し、いざ実食。事前に見たGoogleマップの口コミで「甜」(意:甘い)という文字が結構あったのと、台南といえば味付けが甘いというイメージだったのでちょっとドキドキしつつ食べました。

本当に最低限の味付けというか、じんわりおいし~いって感じです。心弱ってベロベロ酔っ払ったあとに飲んだら思わず泣いちゃうかも。って味。(は?)

甘さは直接的な甘さではなくて、ほんのり?ほほんのり?(どない)ぐらいの、これが素材の甘みってヤツすか…?みたいな感じの甘さです。まあ書いてあったのを先に見たから私は甘さを必死に感じ取ろうとしましたが、実際私のバカ舌のみで牛肉湯を食べたら、口コミに甜なんて繊細なことは書かないだろうな…と思いました。それくらいの甘さです。

その後はショウガや気になった調味料を加えつつ食べました。特にショウガと牛肉を一緒に食べてみたらむっちゃくちゃ美味しくて、そのあとはあっという間に食べ終えてしまいました。

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お店を出たら近くに神農街があったので、そのまま向かいました。

神農街はもともと運河があった古い街(詳しいこと知らないのでガイドブックを見よう)がリノベされていて、雑貨が売ってたり、かわいいカフェがあったりします。行ったときは思っていたほど賑わってはいなくて、ゆっくり歩けました。突き当りに廟(お寺)があって、長年この街を守ってきたのかなぁとかぼんやり思ったりしました。

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神農街散歩をひとしきり終えたので、唯一渡航前から知っていて行ってみたかった、宣福居の鮮奶紅茶(ミルクティー)を買いに行きました。(『今日も世界のどこかでひとりっぷ』というガイドブックに載ってます!ガイドブックとしても読み物としても楽しい本です)

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メニューは紅茶か鮮奶紅茶から選べます。温度はあったか~い、つめた~い、ぬるめから選べます。砂糖の量は調節できるかは…分かりませんが、並んでた人みんな頼んでなかったので調整できないのかもしれません。氷の量は調整出来ました。普段無糖ばかり飲んでいますが、甘い!とはならなかったのと、紅茶系を飲んだときにたまに感じエグみが全く無かったので、スルスル飲めました。

開店直後に行ったけど、ひっきりなしにお客さんが来ていました。地元の人に愛されるお店なんだろうなあ。店の近くに住み着いたであろう猫が寝っ転がってました。

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そのあとは駅の方へ向かいつつ、賑わっていそうなところを散策。いい感じに賑わっているところを地名も分からず歩きまわりました。

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その旨をツイッターで呟いたところ教えていただいたのですが、どうやらここは國華街という場所のようです。飲食店はもちろん、洋服や雑貨やもう何でもありな感じだったのですが、特に並んでいたのが、この小卷米粉のお店でした。

小卷米粉米粉で出来たつるつる麵に、イカの輪切りがのっかってる麵です。食べたことないので味のほどは分かりません。

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行列にビビって今回は食べずに終わっちゃったけど、次は行きたいな~

 

小卷米粉を見てたら小腹が空いてきたので、ツイッターで見かけて気になっていた醇涎坊の鍋燒意麵を食べに行きました。人気店のようで並ぶ場合に目印となるコーンなんかが置いてあります。

夕方すぎ、まだがっつりご飯時ではなかったので、運良く一人分の席を見つけることが出来ました。カップルと家族連れの間に滑り込み、注文を済ませます。注文用紙があるのでテーブルの番号と数を書き込んでお金を払えばOKです。

注文用紙のところに調味料があるので(大体辛そう)、気になるものを小皿に載せて自分の席に持って行きます。

食べたかった鍋燒意麵(小)。ちょっと食べかけっぽくなっちゃっているのは、隣のカップルにいってしまってかき混ぜられたあたりでそのことに気づき、不好意思~と返ってきたやつだからです。しかし私はもうこれくらいじゃ何とも思わない、なぜなら私は腰骨を鉄壁(言い方)でドンされヘラヘラパイセー(言い方)を食らった人間だからだ。ていうかカップル悪くないよね。私こそ何も言わんですみません。

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肝心の鍋燒意麵のお味ですが、やさし~~~ダシ味。沁みます。

上司にさんざん怒られ、終電ギリギリで電車に飛び乗り、片道1時間。酒に酔っ払ったサラリーマンから発せられるむせ返るようなにおい、自分と同じ生気を失った顔をした人たちを横目に見ながら、陰鬱とした気持ちで電車を降りた。最寄り駅のコンビニでストゼロを購入し、家まで待てず公園のベンチに腰掛けてひとり寂しく乾杯。ふと気づくとカップルが遠くでイチャイチャ。こちとら明日も始発で仕事だ、別れろバーカと悪態つきながらも何となく居づらさを感じてしまって、とぼとぼと家路へ向かう。

ここを曲がったら家だ。そこまで来たとき、遠くでぼんやり赤い提灯の光が見えた。「あんなところに、屋台なんてあったっけ?」曲がるのを止めてそのまま直進する。近づいてみると、おじさんがせっせと麵を茹でている。考えるよりも先に身体が動いた。気づいたら、たった三つだけの丸い安っぽい椅子の真ん中に座っていた。聞いてみるとメニューは一つだけ。なら選ぶ必要も無いと、大して内容も聞かずそのまま一つ頼んでしまう。麵というなら、きっとラーメンかうどんの類だろう。「はいお待ち」そこに出てきたのは、

いや何の話?

こんな弱ったときに食べたら泣いちゃうなってことが言いたかったんですけど、気づいたら物語、始まってました。味はとても美味しかったです。そんでもって弱ったときに~っていうシチュエーション、牛肉湯のときも言ってましたね。弱ったときにご飯食べすぎ。

鍋燒意麵は麵が揚げてある部分とスープがしみた部分がないまぜになっているので、日本で食べる麵とは全然違う感覚。卵も黄身がとろとろの状態でやってきます。スープに絡ませつつ食べると最高に美味しい。食べ終えてまず思う、「明日も食べよう」。

お店を出たところ。この辺から日が傾きかけてきていて、気持ち良い気温になってきました。

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散々歩いて疲れたので、宿へ。宿はドミトリーの1泊2000円くらいのところでした。

値段は安かったけど綺麗だったし女性用シャワールームとかもあって、スタッフの人も優しかったので良かったです。筋力無さ過ぎて、ベッドのはしごから何度も落ちかけたけど。

 

荷物を置いて、少し休んだあと夜市に行きました。台南の夜市は曜日によって開催場所が変わるらしく、この日は花園夜市というところへ。少し距離があったのでバスに乗りたかったのですが、タイミングが悪かったので徒歩で行きました。30分くらいかかったかな。

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到着時間自体が少し遅くて、家族連れなんかは帰ってちょっと人がはけているかと思ったけど開催される夜市が限られているせいか、人がもんのすごかったです。歩くのも大変。ゲーム系の店が多くて子供が多かった。パチンコみたいなやつ、ちょくちょく見るけどあれって本当に当たるのか…当たって何がもらえるのか…謎だ…


あと目を引いたのはお店の上についてたのぼり。大漁旗みたいなやつ。こういう夜市は初めて見ました。夜市というよりもお祭りって雰囲気。
意麵で結構お腹いっぱいだったので、紅茶牛奶だけ買いました。私はミルクティーばっかり飲みます。

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1日目終わり!2日目に続く!

chiromy.hateblo.jp

 

*1:※追記:本来、台湾語であるパイセー(歹勢)は中国語の「不好意思(すみません)」「對不起(ごめんなさい)」、どちらの意味も持つ言葉ですが、このときは言い方や表情から「あーすまんすまん」みたいな感覚で言っているように聞こえ、いやいやちゃんと謝ってほしいんですけど!と思ってしまった、という意味です。分かりにくくてすみません。